らくがき:春待ち少女・2015

makoto2015

「さくら」

「ん?」

「さくらが、みたいな」

「さくらか」

ここは冬の長い街で、桜が咲くには まだ少し、時が必要だった。

「みれるかな?」

「見れるさ」

「うん」

安心したように笑った彼女の手を、
俺はできるだけ やわらかく、やわらかく 包んだ。


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